昨日はドイツ語の先生と前々から計画していたcooking night!
彼女とは不思議な縁で、ドイツ語講座の最初の1カ月を終了するときに、生活していてドイツ語で困ったとき(病院、役所関係など)にはいつでも連絡してね!と言う親切な言葉とともに連絡先を渡されて以来、週末には食事や、ハイキングなど色々と出かけるようになりました。
私たちの共通点は何といっても「食!!」料理をするのはもちろん、食べることが大好き!
彼女がドイツ料理、私が和食を作って一緒に食事をしよう!ということになりました!
彼女は私も大好きなBratkartoffeln(日本ではジャーマンポテトと呼ばれているもの)、私は定番の巻き寿司を作ることに。
昨夜は彼女の親友のドイツ人も一緒に3人でしゃべって、食べて、何故か突然届いた彼女のベッドフレームを夜な夜な3人で組み立て、また小腹がすいて今度は彼女がドイツのスウィーツMilch reis(ミルク粥)を作ってくれました。
熱々のMilch reisにチョコレートやシナモンシュガー、おばあちゃん手作りのイチゴやベリーのジャムetc… なんでもお好みでトッピングして食べます。
食べて飲んでしゃべって、気づけばなんと8時間!
英語を勉強し始めていたころから思っていることですが、母国語ではない言葉でその国のジョークがわかるようになるまでには結構な時間を要します。ただ単に、言葉がわかるだけでなく、どういう視点で物事を見ているかとか文化的な背景が大きく関わります。
特にドイツに来てから、ドイツ人のジョークに笑えたことがほとんどありませんでした。
「えっ?今の冗談なの?」というくらい辛辣だったり、慣れてきて「あっ、冗談ね・・・」
とわかってもガラスのハートを持つ日本人の私にとっては「ショック・・・」と感じてしまうような表現だったり、精一杯笑って見せようとしてもひきつった笑顔しかできないようなことが多かったのが事実です。
彼女とはもともと波長が合うな・・・とは思ってはいたのですが彼女の友人がさらに!ドイツ3年目にしてこんなにも笑いのツボが合うドイツ人と出会ったのは衝撃的でした。
私も失礼ながら「ほんとにドイツ人?」と思わず聞いてしまうほど・・・笑
しかし彼らもドイツ人の冗談は笑えないものが多いという事を認めていました。
私は私自身の感覚やセンスのなさの問題なのかもと思ったりもしていましたが、彼ら曰く、「いやいや、笑いのツボが合わないドイツ人は自分達の周りにも多い」とのことでほっとしました。
今年は私自身プライベートでも色々あって、自分がドイツにこのままいるのが辛すぎると感じたり、ドイツ人(欧州の人々)とは分かり合えない部分が多すぎると感じたりすることも多々あり、帰国か、移動か・・・などと悩む時期もありましたが、彼らと冗談を言い合ったり、はたまた真剣に話をしたりしているうちに、出た結論は国籍や文化の違いは確かに多々あるけれど、やっぱり根本は人間と人間の関係(価値観や感覚、性格の相性)だろうという結論に達しました。
お互いの辛かった時期や出来事を話ていた時に、彼女に言われた一言
「ドイツでは『ドアが一つ閉じたら次のドアが開く』って言うんだよ。」とにはっとし、私も最近友人と「一つ何かを手放したら新しい何かが自分に入ってくる」とよく話ていたけれど本当に自分の思考と環境って繋がるんだな・・・と不思議な気持ちになりました。
生きていると辛いことや耐え難い事は多々あるけれど、それを乗り越えていくたびに新しい経験や出会いがあって自分の人生を豊かにしてくれるのだと思えるようになり、まだ出会って数か月の関係ではあるけれど、こういう出会いにまた感謝だなと思います。
昨夜の食べ過ぎで今日は一日軽い胸やけでしたが・・・笑
よい週末を♪