Shoko Igeta

レザークラフトとの出会い

mlb

Photo (@ art and craft market in St.Kilda, MLB)
メルボルン、セントキルダのアート&クラフトマーケット

 

そもそも私がレザークラフトと出会ったのは2009年。

ワーキングホリデーでオーストラリア最初の地ブリスベンで半年過ごした後、友人たちと別れメルボルンにやってきて少し寂しい気持ちになっていた私はメルボルン特有の(1日の中に四季がある)天気に追い打ちをかけられてなんとなく、気分が晴れない日々を過ごしていました。

(※ブリスベンはトロピカルな気候、メルボルンはブリスベンと比べると曇りや雨の日が比較的多く、夏でも寒い日があるような気候です)

しかし、大都市のメルボルン、ブリスベンにはなかったおしゃれなカフェやお店、街の中心では毎日のように広場でなにかしらイベントが催されていたり、フードマーケットや、アート、クラフト、アンティークマーケットもあり本当に飽きない街です。

マーケット好きの私は毎週のようにセントキルダというエリアで週末催されるクラフトマーケットに通っていました。その中の一軒お店に女性が手縫いでレザーの財布やブックカバー、バックを作って販売していました。一目惚れした私は、毎週のように通い詰め、帰国前に何点も購入して帰りました。

1年と決めて渡航したオーストラリア。現地で仕事や旅やボランティアをして色々な人と出会い、価値観や世界がものすごく広がった状態での帰国。お金をかけずに日々の生活を丁寧に、楽しむことを覚えたり、大自然の中で今あるものだけでのキャンプ生活をしているうちに、日本での流行りの服を着て、数か月に1度は美容院にいき、ファッションに気を遣い、友達とおしゃれなカフェやレストランで食事ができるように働く日々・・・そういうものに全く楽しみを見いだせなくなっている自分がいました。

まんまと、リバースカルチャーショックに陥り、日本での生活に全く希望を持てなくなっていたのです。

自分の生まれ育った国なのにどうして、こんなに居心地が悪いんだろう・・・

たった1年住んだだけのオーストラリアがなぜこんなにも恋しいのだろう・・・・何をしても楽しくない、何も興味を持てないという状態。

だからと言って今すぐにまた日本を出る経済的余裕もない。そんな時に地元の百貨店内でレザークラフトのお店を発見しました。

お店の人が店内で手縫いしている姿を見て、メルボルンのマーケットの女性を思い出し、私も何か作ってみたい!と思ったこと、何より革は使えば使うほどイイ色に変化し、手触りも良くなるため、長く使えるものを作れるなら意味があると思い始めたのがきっかけです。

それからというもの、作りたいものを決めてはお店に行き、材料や作り方をど素人の私に一から丁寧に教えてくれたお店のスタッフの方々には本当に感謝しています。

あの日、あのお店で道具を購入したとき少しだけ未来に希望が持てたような高揚感は忘れられません。

 

 

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